先月、誕生日を迎え、三十路になりました。
未来ビルに入社した時は、20歳の時だったので、今年で10年になります。
30歳に近づくにつれ、私の心身にも変化がありましたが、仕事の相談内容にも変化が見られました。
これまで、友人から仕事の依頼がある時は、賃貸でのお部屋探しでしたが、最近は持ち家・マンションの購入の相談を受ける事が多くなりました。
結婚し、家族が増えたり、住宅ローンの借入年数を考えると、ちょうど30歳という年齢は、一般的に「マイホーム」を検討する時期なのかと思います。
そこで、必ずと言っていいほど、聞かれる「賃貸と持ち家はどちらがいいのか」というテーマについて書きたいと思います。
賃貸のメリット
・住み替えが気軽に可能
・建物や設備の不具合は家主負担
・物件数が多いので、希望の物件を見つかりやすい
持家のメリット
・ローンの支払いが終われば、住宅費がかからない(マンションの管理費・積立金は除く)
・住宅ローン控除が受けられる
・自由にリフォームができる(マンションの場合、規約はあります)
私がお客さんからどちらがいいか聞かれた場合、
①転勤の有無
②入居人数の変動はないか
③永住したいエリアがあるか
を質問しています。
①転勤がある方は、気軽に住み替えが利かない持家はあまりお勧めしません。
さらに、転勤族の方は、会社から住宅手当が出ている事も多いので、その手当を十分に利用した方がいいと思います。
②仮に、今は結婚したばかりのご夫婦で2人入居の場合、お子さんが増えたり、親子さんと同居なんて事も将来的にあり得ると思います。
将来に備え、4LDKの広い物件を買われる方も多いですが、2人であれば2LDKで十分なところ、増えるまで2部屋も多い家に住み、高いローンを払うのはもったいないです。
③おそらく一般の方は、持家=永住かと思います。
持家の場合、住んでみて、治安が悪かった等のマイナス要素が出ても、すぐに住み替えはできませんし、金銭的にもいくらか損失が出るでしょう。
その立地の事をよく十分に把握し、この街に永住したいと思えるエリアが無い場合、物件探しよりも先に街探しをお勧めします。
賃貸で住まれている方が、持家へ住み替えをする場合、基本的に、今より広くて綺麗な家を所有し、より快適な生活を送れるでしょう。
「夢のマイホーム」と言われる由縁ですね。
ただ、人生で最大の買い物でもあります。
決して急いで買うものでもありませんので、買って後悔をしないよう、じっくりと検討される事をお勧めします。