忘れることもできない3月11日が訪れます。
当時、すべての業務がストップし、恐怖の映像を見ていたのを思い出します。
この時期が近づいてくると、関連の報道が多くなりますが、
今朝、放送されたいた、”原発事故 帰還困難区域 無人の町を守るのは…”
で登場した”じじい部隊”には敬服するしかありませんでした。
私自身は7年目を迎える今年に存在をしりましたが
「若者を放射線量が高い場所に行かせるわけにはいかない」と5年前、
役場のOBなどで結成され、町の人たちから”じじい部隊”と呼ばれているそうです。
福島県大熊町は、帰還困難区域に指定されていて、今も1万1,000人の方々が非難しています。
制限されたゲートの向こうは、人が消えた無人の町、猪などの野生動物が町を自由に往来していたり、
雑草や倒木で覆われ通れなくなった道路や近づけなくなった家屋などと放置状態です。
大半の方は移住先での人生を決意する中でも、帰還を望む住民の方達も多く
その使命と町の留守を託されたのがこの”じじい部隊”で平均年齢65歳です。
「希望を持って(帰還の日を)待っている人もいる。
自分のできることからやろうと、みんなで今までやってきた。」
「大熊町が、ここまで発展したのは、東京電力のおかげだというのは紛れもない事実。
元の姿にならなくても、少しでも(元の姿に)近づけたい、一心です。」
…と
アナウンサーの人も言っていましたが、こういう報道を見ると一歩ずつですが、
確実に事実が前進していると思わざるを得ないです。
「若者を放射線量が高い場所に行かせるわけにはいかない」
この言葉に尽きます。