皆様ご無沙汰しております。
せわしなく日々が過ぎ去っていき、今年も残すところあと僅かになりました。

福岡県は九州ということもあり、雪はあまり降らないのですが、とかく寒いです。
時雨と木枯らしが冬の厳しさを象徴しています。

冬は別れの季節であり、街の賑やかさと裏腹に心に突き刺さるような悲しみに心が凍てつくようです。

いつも引用元が和歌や俳句、漢詩ばかりなので、クリスマスにかこつけて西洋にかぶれたいと思います。
In the Bleak Midwinter 寒々とした冬のさなかに クリスティーナ・ロゼッティ 作詞 グスタフ・ホルスト 作曲

In the bleak midwinter, frosty wind made moan,
Earth stood hard as iron, water like a stone,
Snow had fallen – snow on snow, snow on snow, on snow,
In the bleak midwinter, long ago.IMG_0579
寒々しい冬のさなか、凍てつく風もうめきをあげていた
大地は鉄でできているかのように固まり、水も石のように凍ってしまっている
雪が、雪のまた雪の、雪の上に降り積もっていた
昔々の寒々しい冬のさなかのことだった

What can I give him, poor as I am?
If I were a shepherd, I would bring a lamb,
If I were a wise man, I would do my part,
What I can I give him – give my heart.
こんなに貧しい私が一体何を彼(イエス)に捧げられるだろう
羊飼いだったなら小羊を持ってくるのに
賢者だったらそれなりに振る舞えるのに
私に出来ることは私の心を捧げること

Angels wreathed in singing, host of Heaven adore,
Star beheld with glory that did not shine before,
Shepherds fear the blinding light, haste to understand,
In the bleak midwinter, peace for child, for man.
御使いたちが歌を身にまとい、天の軍勢は誉めたたえる
これまで見たことのないような輝きで星がまたたいた
寒々とした冬のさなか、御子に、人々に平安があった

参照 https://nihongobiblestudy.com/inthebleakmidwinter/

この歌は「木星」などで有名なグスタフ・ホルストが作曲したものです。

寒々とした冬の雪景色などがイメージされますが、雪が降らなくても、シトシト降って天気が荒れて片時雨、木漏れ日の隙間から寒風が吹き付け、
息つく間もなく、寒さが心身を包む日々が筆舌しがたい淋しさを突き付けてきます。

そんな中で、自分の手の内には、富や名声それらを支える賢明さがなくひもじい思いの中、身を抱えるしかできません。
そんな時、捧げられるのは、私の心だと続きます。
「心」とは何でしょうか。
あえて聖書が元ネタの歌なので、出典元を聖書から探しました。(自分はキリシタンではないので解釈が粗雑かもですが)
マタイによる福音書に参考に紐解きます。
8節「そこで百卒長は答えて言った、『主よ、わたしの屋根の下にあなたをお入れする資格は、わたしにはございません。ただ、お言葉を下さい。そうすれば僕はなおります』」。
文面上かなり端折りますが、要約すると、ローマ(かつてのユダヤの支配階級)であった隊長さんがユダヤ人のイエスのもとに自身の従僕を癒してほしいと懇願してきました。
支配者なので威張り散らして、強制させることもできたはずですが、あえてそれをせず「わたしの屋根の下にあなたをお入れする資格は、わたしにはございません。」と一言据え置き
言葉をください。それだけです。

驕ることも、威張ることもなく言葉を求めました。
あえて行間を読むと表現するか、言葉の裏にある「コトバ」の真意の重みなのだと私は思います。

説教をするために綴っているわけではないので、割愛しますが、清貧の中にある尊さを冬の寒さによせて生きることが
この歌の「コトバ」を嚙み締めることになると思います。

「コトバ」に宿る心を捧げるそんな日々を過ごします。

皆様にも幸福が訪れてますように Merry Christmas

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